天喜5年(1057年)、御冷泉天皇の御願により建立された蓮華寺。応仁の乱の兵火により荒廃するも江戸時代に再興され、現代まで受け継がれる寺院です。
本堂の老朽化に悩んでいた蓮華寺の皆様からEarlyartにご相談いただき、再建のサポートを行いました。
風格漂う外観
鉄筋コンクリートで寺院を再建するところも多いですが、木材で再建を目指すことになり、寺社建築の技術を持つ岐阜の企業と協力し、木材の選定から建築現場の監督まで、トータルでサポートしました。
大きな屋根やそれを支える斗栱(ときょう)が目を引く外観は、本堂にふさわしい風格を漂わせてきます。
大きな法事も行える外陣
本堂内は、お参りになる方が入れる外人とご本尊を安置している内陣に分かれます。
外陣は広いスペースを確保し椅子を配置。100人単位の法事にも対応できるようになっています。また壁面には本堂建設時に寄進していただいた皆様のお名前を刻んでいます。
内陣
中央にご本尊を配置。両側の脇間には貴重な屏風や絵画を配し、神聖な空間を演出しています。
伝統技術と現代技術の融合
大きな丸柱や太い梁などには、厳選した日本の木材を丁寧に加工した上で使用。釘を使わない日本古来より伝わる建築技術「木組み」を取り入れています。また照明などには現代の技術を使用。明るさを確保できるだけでなく、厳かな雰囲気を演出することができます。
古い建築物の再現もご相談ください
1000年の歴史ある寺院の本堂再建をお手伝いさせていただけたことは、とても光栄なことと考えています。
このような寺院の再建は特殊な例ですが、Earlyartでは古い建築物の再生やリノベーションの実績が多数あります。もし古い建築物の再価値化をお考えの方は、お気軽に当社へご相談ください。
五智山_蓮華寺に関する詳しい情報は、こちらをご覧ください。