海外からのお客様にも人気な神戸牛を提供する「京彩宴 花見小路店」。この店舗の設計デザイン、施工をEarlyartが担当しました。鰻の寝床とも呼ばれる奥行きの長いスペースを有効活用した飲食店に仕上げています。
エントランス
雑居ビルの2階に店舗があり、店舗入り口に大きな暖簾と木材を仕様した壁面や和風の格子引き戸を設けることで、日本のおもてなしを感じさせています。
エントランス脇には箱庭のようなスペースを設置し、オーナー自らが飾り付け担当。お客様を和の空間へといざないます。
入り口通路には冷蔵庫やワインセラー、クローク、レジ、サニタリーなどを凝縮して配置しています。
また食材を魅せることで、今日の料理への期待感を生み出しています。
オープンカウンター
メインの客室には、オープンカウンターを2つ設置。調理の過程も楽しめるステーキハウスならではの臨場感ある空間演出をしています。
カウンターにはケヤキの1枚板を使用。また梁や柱をイメージした木材を壁面や換気扇フードに仕様し、和の室内を再現しています。
奥のバックヤードとの間に、壁面を設置。接客を効率よく行えるようで入口を複数設置し、効率よく接客できるようにしています。
バックヤードとの出入り口には、長い暖簾をかけることで、店員の作業のしやすさを確保しながら、座席に座ったお客さまからは見えないよう工夫しています。
客席の後ろには大きな鏡を設置。店内をより広く感じられるようにしています。
竹林をイメージできる店内装飾
暖簾や格子の奥には京都の竹林をイメージできるデザインを採用。室内にいながら、古都の自然を感じられるようにしています。
格子の奥には木版画家の徳力氏が製作した京唐紙の襖紙を貼り付け。京都の伝統工芸品を現代建築に採用する取り組みも行なっています。
個室
縦長の室内スペースの最奥部には、個室を配置。プライバシーにも配慮した客室として使用することができます。
京都らしく、働きやすさも考えた店舗デザインに
Earlyartでは多くの飲食店の設計や町家のリフォームなどから得た経験を活かし、京都らしいデザインでありながら、働きやすい店舗を建築・設計しています。店舗のデザインにお悩みの方は、ぜひ一度、お気軽にご相談ください。