観光客や修学旅行生で賑わう伏見稲荷大社・裏参道。こちらにある「聖護院八ッ橋総本店 稲荷店」をEarlyartが担当しました。集客や動線を意識しながら、限られたスペースを有効に活用する観光地ならではの店舗に仕上げています。
目立ちながら地域に馴染む外観デザイン
伏見稲荷大社の参拝者が帰り道に通ることが多い裏参道。周りには多くの土産物店が並ぶため、それなりに目立ちながら集客できる店舗が必要になる場所です。ただ周辺の景観保護も考える必要があるため、店舗全体を土壁や木をイメージしたカラーで統一。アピール力を担保するために大きな看板を設置し、ロゴとともに英文で創業年とブランド名を表記することで、外国人観光客にもアピールできるようにしています。
アピール力と集客力の高いショーケース配置
多くのお客様は写真の左方向から歩いてこられるため、ショーケースを斜めに配置してアピール力をアップ。お客さまの流れを店内へと誘導できるように設計しています。またショーケースの高さや上面の広さを調節し、お土産物の受け渡しだけでなく、配送伝票などを書く際にも利用できるようにしています。
イートイン・スペースや小物展示スペースも
さらにデッドスペースになりやすい壁面も有効活用。販売している人形等の展示スペースやイートインスペースも配置しています。
販売や包装作業しやすいレジスペース
ショーケース裏のセンターには、レジを配置したり、包装などに使えるカウンターを設置。販売員の方々が接客やお会計、商品のお渡しをスムーズに行える動線も確保しています。
観光地では景観保護とスペースの有効活用が重要
京都のような観光地において、景観に配慮しながら集客につながる店舗を作るのはとても難しい仕事のひとつです。「聖護院八ッ橋総本店 稲荷店」は、当社が京都で携わった観光ビジネスの経験をしっかりと反映させて、限られたスペースにあらゆる機能を効率的に配置した建築デザインに仕上げています。
Earlyartでは、これからますます発展する観光ビジネスを建築デザインの分野からサポートしていきます。